2024年7月26日から8月11日の日程で開催されるパリ2024夏季オリンピック。そのパリ五輪マラソン女子日本代表に内定しているのが一山麻緒選手です。一山麻緒選手は東京五輪に続く2大会連続の出場となり、パリ五輪ではメダルに期待がかかります。
そこで今回は、一山麻緒選手の経歴やプロフィール、一山麻緒選手の夫もマラソン選手という噂についてまとめてみたいと思います!
一山麻緒(いちやま まお)選手のプロフィール
パリの切符が取れて本当に嬉しかったです。雨で大変な中、沿道で声援を下さった皆さん、給水所の皆さん、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/otuFArdQve
— 一山麻緒 Mao Ichiyama (@Mao_Ichiyama_) October 17, 2023
- 生年月日:1997年5月29日
- 年齢:26歳
- 出身地:鹿児島県出水市
- 身長:158cm
- 血液型:不明
- 出身校:出水中央高等学校
- 種目:中距離走/長距離走/マラソン
- 所属:資生堂
一山麻緒選手の経歴
学生時代
「運動会で一等賞を取りたかったから」という思いがきっかけとなり、出水市立西出水小学校5年生の時に陸上を始めた一山麻緒選手。出水市陸上スポーツ少年団に入団しました。小学生時代には出水市民駅伝小学生の部に出場し、大会記録を更新したこともあります。
出水市立出水中学校に進学後は、全国大会に出場することはありませんでしたが、中学3年生の時に薩摩川内市での記録会で中学校3年女子800m及び1500mにて大会記録を樹立しました。また、第10回ひとよし春風マラソン(熊本県)女子3kmの部で1位になった経験もあります。
高校時代に全国大会出場
高校は運動部が盛んで、プロ野球選手やサッカー選手も輩出している出水中央高等学校に進学した一山麻緒選手。高校3年生の時には女子1500mと3000mでインターハイに出場しましたが、いずれも予選落ちという結果に終わりました。
実業団のワコール時代
2016年、高校卒業後に実業団のワコールへ入社した一山麻緒選手は、同社情報システム部基幹情報システム課の社員として勤務。
実業団選手となってからは徐々に力をつけ、入社1年目の秋に出場した第36回全日本実業団対抗女子駅伝では1区を走り、見事区間新記録を更新しました。2017年2月に出場した第101回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走シニア女子8kmの部では初優勝を飾り、同年9月に出場したロックンロール・バージニア・ビーチ・ハーフマラソン(アメリカ)では1時間13分49秒で優勝しています。
2019年にフルマラソン初挑戦
フルマラソン初挑戦は東京マラソン2019で、冷雨の中、2時間24分台を記録し女子総合7位となりました。その2カ月後にロンドンマラソンに出場し、女子総合15位に終わったものの、ワイルドカードで東京五輪代表決定戦となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場資格を獲得。
2020年3月、MGCの1つである名古屋ウィメンズマラソンに出場し、日本歴代4位で日本人選手の国内最高記録となる2時間20分29秒で大会初優勝を飾りました。そして女子の東京五輪マラソン日本代表の座を勝ち取りました。
2020年東京オリンピックで8位
暑さ対策で競歩とマラソンは札幌市が会場となった東京五輪。その初出場の東京五輪では、日本人として2004年のアテネ五輪以来17年ぶりの入賞を果たしました。ちなみにアテネ五輪では、野口みずき選手が金メダル、土佐礼子選手が5位、坂本直子選手が7位入賞しています。
実業団の資生堂時代
2022年3月末でワコールを退社した一山麻緒選手。2022年4月1日付で資生堂に入社しています。資生堂の実業団チーム「資生堂ランニングクラブ」は1979年に発足した伝統あるチームで、2022年11月開催の全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)では16年ぶり2回目の優勝を飾りました。
この時一山麻緒選手は最長区間の3区を走りましたが、1位でたすきをもらうも苦しい走りとなり3位でたすきを繋ぎ、区間7位という記録に終わっています。
パリオリンピックマラソン日本代表に内定
2023年10月15日に国立競技場発着で開催された日本代表選考競技会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)。本大会の上位各2選手がパリ五輪日本代表に内定でしたが、第一生命グループ所属の鈴木優花選手が2時間24分09秒で優勝し、一山麻緒選手は2時間24分43秒で2位。2大会連続の五輪出場を決めました。
一山麻緒選手の夫もマラソン選手?
世界最速の夫婦!#鈴木健吾 #一山麻緒#東京マラソン pic.twitter.com/HOH88XYnFb
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) March 6, 2022
一山麻緒選手は現在26歳ですが、24歳だった2021年東京オリンピック後の12月1日に、同じく陸上競技選手で男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾選手と結婚しました。鈴木健吾選手は一山麻緒選手よりも2歳上で、現在は富士通に所属しています。
鈴木健吾選手は「パリ五輪に最も近い選手」と言われていましたが、2022年7月の新型コロナウイルス陽性から歯車が狂ってしまったのだとか。2024年3月3日に行われたMGCファイナルチャレンジの最終戦を兼ねた東京マラソンでは、27キロ過ぎから遅れ始め28位でゴール。夫婦での五輪出場は叶いませんでした。
まとめ
今回は、陸上競技選手でパリオリンピックマラソン女子日本代表の一山麻緒選手のプロフィールや経歴、一山麻緒選手の夫が男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾選手出あることについてまとめました。
2000年シドニー五輪女子マラソンの金メダリストである高橋尚子 旦那も高橋選手の競技生活を支えてきたそうですが、一山麻緒選手と鈴木健吾選手夫妻も互いに支え合いながら競技生活を続けていますよね。残念ながら夫婦揃っての五輪出場は叶いませんでしたが、一山麻緒選手のパリ五輪での健闘を祈ります!