近年、アメリカで大流行しているピックルボールですが、昔から人気のあるパドルテニスとどのような違いがあるのでしょうか。ピックルボールとパドルテニスのどちらもパドルと呼ばれる道具を使って行うスポーツですが、細かいルールやコートのサイズが異なります。
ピックルボールとパドルテニスはアメリカでは人気の高いスポーツですが、日本国内ではそれほど浸透していません。大会の賞金やどのような選手がプレーしているでしょうか。
そこで今回は、ピックルボールとパドルテニスの違い、賞金やプレーしている有名人などを調査します。
ピックルボールとパドルテニスの違いは?
世界でもトップの人気のあるテニスが元となっているピックルボールとパドルテニスですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。
ピックルボールとパドルテニスの違いやルールなどを詳しくみていきたいと思います。
ピックルボール
ピックルボールはテニス、バドミントン、卓球が合わさったスポーツで、パドルと呼ばれる卓球ラケットより一回り大きいラケットと表面に複数の穴が空いたボールを使う競技です。パドルの素材は木製や繊維強化プラスチックなどの複合素材が使われることが多く、コートの大きさはバドミントンのダブルスのサイズくらいになっています。
ピックルボールにはいくつか独自のルールがあり、サーブはアンダーハンドのみ、サーブ&ボレーの禁止、キッチンと呼ばれるノンボレーゾーンなどが設定されているのが特徴です。
パドルテニス
「パドルテニス」はテニスの縮小版と表現されることの多いスポーツです。
パドルテニスのコートのサイズはテニスコートの1/3で、パドルと呼ばれるラケットを使い、ボールはフェルトが付いた柔らかいものを使用します。
パドルテニスはテニスと基本的な技術やルールは同じで、100年以上前からアメリカで愛されているスポーツです。また、パドルテニスのサービスは一本だけで、アンダーサーブのみ認められています。アンダーサーブはノーバンで打つ方法とワンバウンドさせてから打つ方法があるのが特徴です。
ピックルボールとパドルテニスの賞金やプレーしている有名人は?
アメリカで人気の高いピックルボールとパドルテニスですが、大会の賞金はいくらくらいで、どんな選手がプレーしているのでしょうか。
ピックルボールとパドルテニスの賞金やプレーしている有名な選手を紹介していきたいと思います。
賞金
ピックルボールは2021年にメジャーリーグピックルボール(MLP)が設立し、現在は24チームが参加しています。設立当初は8チームしかありませんでしたが、急激にチーム数は増え、賞金総額は500万ドル(約7億円)とも言われており、選手の中には100万ドル(約1億4,000万円)以上の収入を得ている選手もいるとか。
パドルテニスも人気のあるスポーツですが、それほど知名度がないためか、大会賞金などは確認することができませんでした。
プレーしている有名人
あらゆる年齢層が楽しめることができるピックルボールはアメリカのセレブたちにも人気です。歌手のテイラー・スウィフトさんや俳優のレオナルド・ディカプリオさん、歌手のビリー・アイリッシュさんなどもピックルボールを楽しんでいるとか。
一方で、パドルテニスはパデルという競技と間違われやすく、ピックルボールほど有名人がプレーしている訳ではないようですね。
まとめ
今回はアメリカを中心に人気の高いピックルボールとパドルテニスの違いや大会の賞金、プレーしている有名人などを紹介してきました。
ピックルボールとパドルテニスは使っているパドルとボール、コートの大きさ、ルールに違いがあります。ピックルボールは新しくできたばかりですが、賞金総額が500万ドルと規模が大きく、1億円を超える年俸の選手もいるそうですね。
ピックルボールもパドルテニスも多くの人がプレーしているようなので、興味がある人は体験してみましょう。