スカッシュは、2028年に行なわれるロサンゼルスオリンピックの正式種目に採用されています。そのため、スカッシュの大会規模は徐々に大きくなっています
では、どんな選手が全日本スカッシュ選手権を制しているのでしょうか。
そこで今回は、全日本スカッシュ選手権の優勝・準優勝選手やロサンゼルスオリンピック期待の選手を紹介します。
全日本スカッシュ選手権優勝・準優勝は誰?
スカッシュの規模が増えており、国内最大の大会であるDYNAM CUP PSA SQ-CUBE OPENの賞金総額は男子で約232万円、女子は93万円となっています。一昔前よりも多くの賞金が設定されるようになったスカッシュですが、日本人選手最強を決める全日本スカッシュ選手権はどんな選手が優勝しているのでしょうか。
それでは、全日本スカッシュ選手権の優勝・準優勝の選手について調査します。
第53回大会
第53回全日本スカッシュ選手権は、2024年11月21日から2024年11月24日まで岡山県にある倉敷マスカットスタジアムで行なわれました。
第53回全日本スカッシュ選手権で優勝・準優勝した選手はこのようになっています。
- 男子:遠藤共峻選手(優勝)/林尚輝選手(準優勝)
- 女子:渡邉聡美選手(優勝)/緑川あかね選手(準優勝)
優勝した遠藤共峻選手はこれまでに5度の準優勝を経験してきた選手で、悲願達成となりました。
また、女子は世界でも活躍している絶対王者・渡邉聡美選手が力の差を見せつけ優勝していす。
第52回大会
第52回全日本スカッシュ選手権は2023年11月16日から2023年11月19日までの期間で行なわれ、大会会場は神奈川内にあるヨコハマスカッシュスタジアムSQーCUBEとトレッサ横浜で開催されました。
- 男子:机龍之介選手(優勝)/遠藤共峻選手(準優勝)
- 女子:緑川あかね選手(優勝)/杉本梨沙選手(準優勝)
机龍之介選手は世界でも活躍している選手で、この大会で通算8度目の優勝を飾りました。また、女子は絶対王女・渡邉聡美選手が不在でしたが、18歳の緑川あかね選手が初優勝しています。
第51回大会
第51回全日本スカッシュ選手権は2023年3月16日から2023年3月19日に、ヨコハマスカッシュスタジアムSQで行なわれました。
第51回全日本スカッシュ選手権の試合結果はこのようになっています。
- 男子:机龍之介選手(優勝)/遠藤共峻選手(準優勝)
- 女子:渡邉聡美選手(優勝)/杉本梨沙選手(準優勝)
第51回全日本スカッシュ選手権には男女ともに、優勝候補筆頭である机龍之介選手と渡邉聡美選手が参加していたので、番狂わせがない結果になりました。
スカッシュLA五輪に期待の選手を紹介!
スカッシュは日本ではマイナースポーツではありますが、海外では人気の競技となっています。そのため、2025年7月現在の日本人選手の実力で、ロサンゼルスオリンピックでメダルを獲得できるのでしょうか。
それでは、ロサンゼルスオリンピックで活躍が期待されているスカッシュ選手を詳しくみていきましょう。
机龍之介
ロサンゼルスオリンピックで活躍が期待されている選手として名前が挙げられるのは、机龍之介選手ではないでしょうか。
机龍之介選手は第50回全日本スカッシュ選手権から第52回全日本スカッシュ選手権まで3連覇を達成している選手です。国内で無類の強さを誇っている机龍之介選手は、世界ランキング55位まで入ったこともあり、世界ジュニア選手権などで上位に食い込む実力を持っています。
そして、2025年7月現在、机龍之介選手の世界ランキングは53位です。日本人選手として最高位なので、どこまで上げられるかが注目ですね。
遠藤共峻
ロサンゼルスオリンピックで期待が寄せられている男子選手2人目は、遠藤共峻です。遠藤共峻選手は机龍之介選手に次ぐ実力を持っている選手で、第53回全日本スカッシュ選手権で優勝をしています。
また、2025年7月現在、遠藤共峻選手の世界ランキングは105位です。机龍之介選手とはかなり離れていますが、遠藤共峻選手は少しずつ世界ランキングを上げているので、今後も上昇していくのではないでしょうか。
林尚輝
ロサンゼルスオリンピックで活躍が期待されている男子選手3人目は、第53回全日本スカッシュ選手権で準優勝した林尚輝選手です。林尚輝選手は机龍之介選手と遠藤共峻選手に阻まれ、全日本スカッシュ選手権での優勝経験はありません。しかし、常に準優勝、3位入賞など国内ではトップクラスの実力を持っています。
林尚輝選手の世界ランキング191位とそこまで高くないですが、これまでの実績から考えても日本代表候補になるのではないでしょうか。
渡邉聡美
日本人選手の中で最もメダル獲得に近く、ロサンゼルスオリンピックで期待されているのが渡邉聡美選手ではないでしょうか。
2025年7月現在、渡邉聡美選手の世界ランキングは6位と男女を通じて日本人選手として最高位を誇っています。渡邉聡美選手は全日本スカッシュ選手権を6度も優勝している選手で、2021年からプロツアーに参加し、常に高いレベルで試合をしてきました。
また、渡邉聡美選手はまだ26歳と若く、2028年のロサンゼルスオリンピックでも全盛期を迎えられる年齢なので、活躍を期待できますね。
緑川あかね
日本の女子スカッシュ選手の中で、絶対王女・渡邉聡美選手に次ぐ実力を持っているとされているのが緑川あかね選手です。緑川あかね選手は18歳という若さで全日本スカッシュ選手権を制しており、常に上位に入賞しているので確かな実力を持っていることが証明されています。
2025年7月現在、緑川あかね選手の世界ランキングは110位と前回よりも1つ落としてしまっているようです。しかし、緑川あかね選手が日本代表に選出される可能性はかなり高いので、今後の活躍に注目ですね。
杉本梨沙
ロサンゼルスオリンピックスカッシュ日本代表候補であると言われているのが、杉本梨沙選手です。
杉本梨沙選手は第50回全日本スカッシュ選手権で3位入賞、第51回、第52回全日本スカッシュ選手権では準優勝を経験しています。また、杉本梨沙選手の世界ランキングは渡邉聡美選手、緑川あかね選手に次ぐ3番目の高さを誇り、2025年7月現在は124位となっていました。
着実に世界ランキングは上昇しているので、ロサンゼルスオリンピックでも選出される可能性はあるのではないでしょうか。
まとめ
今回は全日本スカッシュ選手権の優勝・準優勝選手やロサンゼルスオリンピック期待の選手を紹介しました。
全日本スカッシュ選手権は机龍之介選手と渡邉聡美選手が優勝することが多いですが、他の実力のある選手が常にその座を狙っています。
ロサンゼルスオリンピックでは、渡邉聡美選手の活躍が最も期待されているので、注目していきましょう。