松岡修造さんは日本テニス界を代表する選手の1人で、日本人男子初のATPツアーシングルス優勝などを成し遂げた人物です。松岡修造さんは熱血キャラクターでテレビ番組などに出演し、テニスの普及活動にも尽力してきました。
松岡修造さんは杉山愛と同じテニス界のレジェンドですが、これまでどのような名言を残してきたのでしょうか。
それでは、松岡修造さんの心に刺さる熱い名言を紹介します。
この一球は絶対無二の一球なり
松岡修造さんの数ある名言の中でも代表的なのが「この一球は絶対無二の一球なり」ではないでしょうか。
「この一球は絶対無二の一球なり」が使われたのは、松岡修造さんが日本人男子選手として62年ぶりにウィンブルドンでベスト8に進出するという時でした。この試合の松岡修造さんはセットカウント2ー0で第3セットも30ー0でマッチポイントとなっており、かなり有利な展開でした。
しかし、このマッチポイントを失うと、また振り出しに戻ってしまうという恐怖があったことから発した言葉であることを明かしています。
記憶にない(笑)
松岡修造さんは2020年のオリンピック開催地が東京に決まった後のインタビューで、「TOKYOと呼ばれてから数分間、僕は何も覚えていないんです。号泣していた、と周りの人たちに言われましたが、記憶にない(笑)」という言葉を残しました。2020年のオリンピック候補地には、スペインのマドリードやトルコのイスタンブールが上がっており、日本が選ばれるのは難しいのではないかとも予想されていたので、記憶に残らないほど嬉しかったということではないでしょうか。
僕のインタビューはしんどいと思います。
松岡修造さんはスポーツキャスターとして活動していたことも多く、その中でインタビューする極意などを語った際に「初対面の選手にとっては、僕のインタビューはしんどいと思います。なぜなら僕は、とことん聞き続けますから。」という言葉を残しました。
松岡修造さん曰く、アスリートの中には「自分らしく頑張る」といった発言をする選手が少なくなく、一見するといい言葉に感じられますが、一番楽な答えであると感じているそうです。そのため、その自分らしさとは何かと深堀するから自身でもしんどいと思っているようですね。
ミスしたらガッツポーズ
「ミスしたらガッツポーズ」という松岡修造さんの名言が使われたのは、2024年1月13日に行なわれたテニス教室の時でした。
この言葉には常にポジティブで前向きな人柄である松岡修造さんらしさが詰め込まれており、日本ではミスしたら怒られる、良くないプレーだったというイメージが持たれています。しかし、海外などではミスは積極的にチャレンジした結果生まれたものという考えであるので、評価されるポイントになっているそうです。
そのため、松岡修造さんも積極性を評価する意味で、名言を使っていたのではないでしょうか。
崖っぷちありがとう!最高だ!
通常の人であれば、崖っぷちと感じるようなギリギリな状況はネガティブな感情を持ってしまうことが多いです。
しかし、熱血漢であることで知られる松岡修造さんは、ギリギリな状況を楽しめてしまう程のメンタリティーを持っており、過去に「崖っぷちありがとう!最高だ!」という名言を残していました。テニスはメンタルのスポーツとも考えられており、試合中に起こる全てのことに対して1人で対応し、行動しなければなりません。
そのため、窮地の状況を打破できるように生まれた言葉だったのではないでしょうか。
反省はしろ!後悔はするな!
人は何か失敗してしまった時に反省と後悔をセットで行なってしまうことが多いです。しかし、反省と後悔は似たような言葉でありながら、本質は全く異なると松岡修造さんは考えています。
松岡修造さんは過去や未来よりも現在が最も大事だと考えており、後悔は失敗を振り返って後ろ向きになってしまう行為だと考えているようです。そして、反省は失敗を踏まえて、次はどうするのかといった前向きになる言葉であるので、「反省はしろ!後悔はするな!」という名言を使ったのではないでしょうか。
今日から君は噴水だ!
松岡修造さんは「今日から君は〇〇だ!」というフレーズの名言を良く使っており、「今日から君は噴水だ!」というのもその1つのようです。唐突に「今日から君は噴水だ!」と言われても、何の意味なのか分からないですよね。
しかし、松岡修造さんの中で噴水とは、常に一生懸命出し切っていてキラキラと輝いているという存在なんだそうです。そのため、松岡修造さんの名言は、噴水のように全力を出し切って輝けるようになれという意味があるのではないでしょうか。
ナイスボレー!修造!
「ナイスボレー!修造!」という松岡修造さんの名言は、良く使われているフレーズなので聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
上記でも説明したように、松岡修造さんはミスを失敗とは捉えておらず、次の成功に繋がるアクションだと考えています。そして、ミスを褒めるという言葉は他人だけではなく、自分にも使っていることが多く、積極性を褒めて自信を深めたり、奮い立たせたりするために使用していたのではないでしょうか。
そのため、松岡修造さんらしさが感じられる名言となっていますね。
緊張してきた!よっしゃー!
人は緊張してきた場合、体が思うように動かせなかったり、プレッシャーを感じていたりするサインなので、そうならないようにリラックスしようとします。しかし松岡修造さんは、プレッシャーを感じることができるのは嬉しいことだと感じているそうです。
およそ、常人には理解できない感覚のようにも思えますが、松岡修造さん曰く、緊張するということはそれだけ真剣に取り組んでいる証拠であると考えていると明かしており、そのため「緊張してきた!よっしゃー!」という名言が生まれたのではないでしょうか。
真剣だからこそ、ぶつかる壁がある。
松岡修造さんは、「真剣だからこそ、ぶつかる壁がある。」という名言を残しています。たしかに、人は真剣に何かをやっていなかったら壁にぶつかることもないと思いますし、障害となっていることにすら気づけないかもしれません。
そのため、松岡修造さんにとって壁にぶつかるということは、それだけ真剣に取り組んでいる証で、次に進めるチャンスなのではないでしょうか。
まとめ
今回は松岡修造さんの心に刺さる熱い名言を紹介しました。
松岡修造さんは精神論が強いというイメージがありますが、言葉の1つ1つを見ていくと込められた真意があり、どのように問題と向き合っているのかということが分かりますね。松岡修造さんの名言によって障害を乗り越えられたという人も多いかもしれないので、常に前向きに考えることが重要なのかもしれません。


