イギリスといえば、競馬やドッグレースなどのギャンブルを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
日本でも競馬や競輪、サッカーくじなどのスポーツベットは身近な存在ですが、スポーツの試合の賭けなどを提供するブックメーカー(賭け屋)の発祥はイギリスといわれています。
こちらの記事ではブックメーカーの誕生についてや、イギリスのギャンブル事情について紹介していきたいと思います。
ブックメーカーの誕生
ブックメーカーは1795年ごろにイギリスでハリー・オグデン(Harry Ogden)が始めた賭け屋が発祥とされています。
それ以前も個人間での賭けは行われていましたが、ハリー・オグデンは競馬のレース毎にオッズ(配当率)を設定し賭けを商品として販売する事で胴元に利益が入る仕組みを生み出しました。
個人間での賭けでは数十倍や数百倍といった高い配当を一気に狙う事は出来ませんでしたが、ブックメーカーの登場により大穴を狙い高配当を狙う賭け方ができるようになり、より賭けが盛り上がっていきました。
イギリスのギャンブル事情は
イギリスで誕生したブックメーカーですが、インターネットが存在していなかった時代は、Betting shopと呼ばれる賭け屋の店舗で賭けが行われていました。現在はインターネット上でスポーツベットに参加できるスポーツベットサイトやオンラインカジノサイトが台頭したため、1970年代のピーク時にはイギリス全土で15,000店舗を超えていた賭け屋も、2024年には6,000店舗程度となっています。
イギリスで人気のギャンブルの種類は
イギリスにはブックメーカーを始めとする様々なギャンブルが存在してます。その中でも人気のギャンブルの種類を紹介していきたいと思います。
競馬
競馬もイギリス発祥とされています。オンラインのブックメーカーや店舗の賭け屋で賭ける事ができる他、日本と同様に各地の競馬場でも賭けや観戦を楽しむ事ができます。
ナショナルロタリー(National Lottery)
日本のロトシックスに近い形式の番号を選んで購入する形式のくじ。コンビニやガソリンスタンドの売店など公式に認められた店舗でくじを購入する事ができます。
サッカー
オンラインのブックメーカーや賭け屋の店舗で、国際戦はもちろんプレミアムリーグや地方リーグの試合結果や各選手のゴール数などのゲームの展開に賭ける事も可能です。
カジノ
多くのアジアのカジノリゾートとは違い、イギリスでは自国民のカジノ施設の利用が認められています。地元の人と一緒にカジノを楽しむ事ができます。
イギリスでギャンブルは合法
イギリスにはギャンブルを犯罪行為から遠ざけ、透明性を確保する事を目的として作られた政府機関、イギリス賭博委員会(UK Gambling Commission)が存在し、賭博委員会によるライセンスを取得した賭け屋は合法的にギャンブルを提供する事ができます。ライセンスの取得は賭け屋の店舗だけでなく、イギリス国内で営業するオンラインカジノやスポーツベットサイト、カジノ施設も取得が必須となっています。
イギリス賭博委員会には運営側の不正や違法性がないかを監視する役目がある為、プレイヤーはライセンスを受けた機関でより安心して賭けを楽しむ事ができます。
ギャンブルの法定年齢は以前は16歳以上でしたが、現在は18歳以上となっています。
まとめ
こちらの記事ではイギリスのギャンブル文化の発展や現在のギャンブル事情を紹介してみました。スポーツブックをする際は、ギャンブルの発祥地イギリスに思いを馳せて賭けを楽しんでみてはいかがでしょうか。