スカッシュは2026年に開催されるロサンゼルスオリンピックの正式種目に選ばれたことから今最も注目されているスポーツの1つとなっています。また、スカッシュは老若男女できることで人気がありますが、どのように練習をしたらいいのでしょう。
そこで今回は、スカッシュの上達法や効果的な打ち方、サーブのコツなどを紹介します。
スカッシュの上達法は?
スカッシュは性別・年齢問わず楽しむことができ、ダイエット目的のスポーツとしても注目されています。以前よりも競技人口が増えたことで初心者向けなどのレッスンが行われるようになっていますが、効率的に上達させる方法などはあるのでしょうか。
それでは、スカッシュの上達法について詳しくみていきましょう。
ボールの軌道をよく見る
スカッシュはテニスと似たスポーツに感じられますが、四方を壁に囲まれており、それを利用することが認められています。そのため、スカッシュは正面からだけではなく、前後左右からボールが来ることになるので、常にボールを見て軌道を予測してプレーしなければなりません。
スカッシュのコートはそれほど広くなく、一般の人でもボールスピードは100km/hにもなるとされているので、しっかりとボールを追わなければ対応することが難しいと思われます。
そのため、最初はなるべくボールを見ることを意識しましょう。
ポジショニング
スカッシュはボールを拾い続けることができれば、負けることはありません。それを実行するのであれば、重要となっていくのはポジショニングです。スカッシュに限らず、どのスポーツでもポジショニングは重要で、位置取りによってプレーに大きな影響を与えます。
スカッシュの上達法としては、なるべくコート中央にいることを意識するようにしましょう。
そうすることで、どのボールにも対応しやすく、次の展開の幅を広げてくれます。また、相手のポジショニングを把握しておくことで、打ちづらいところに打つことも可能です。
構えを早くする
スカッシュは狭い空間でボールが行き交い、目まぐるしくポジショニングが変わっていきます。スカッシュはスピーディなスポーツであるので、常に準備をしておく必要があり、それをしておくことで速いボールだけではなく、遅いボールにも対応することが可能です。
特に、スカッシュ初心者の場合はボールが来てから構えることが多いので、打ち終わったらテイクバックをすぐに行なうくらいの意識で準備しておきましょう。
タイミング的には、ボールがワンバウンドする前に準備をしておくのが良いとされています。
腰のひねりを利用する
スカッシュの上達法としてよく言われることが多いのは、腰のひねりを利用して打つことです。腰のひねりを利用して打たないことは手打ちになっているとも言われることがあり、どれだけ強く振っても強い打球を打つことができません。
そのため、スカッシュでは野球のように腰をひねるように打つことで全身の力をボールに伝えることができ、強いショットを打つことができます。また、体をひねることでボールとの間にスペースが生まれ、柔軟に対応することが可能です。
レッスンを受けてみる
素振りや壁当てなどスカッシュは1人でもできる練習方法があります。しかし、初心者の場合などは適切なフォームなどを身に付けられていることが少なく、そのまま続けてしまうと悪い癖が付いてしまうことが少なくありません。そうなってしまうと、試合でミスすることが増えてしまい、上達するのも時間がかかってしまうのでレッスンを受けてみると良いかもしれません。
レッスンを担当するコーチは実績のある人が多く、適切なフォームをしっかりと教えてくれるので、最初に受けてみるのも良いのではないでしょうか。
スカッシュの効果的な打ち方は?
スカッシュには基礎となる5種類のショットがあると言われています。ストレート、クロス、ボレー、ボースト、ドロップが基本的なショットとなり、それぞれ効果的な打ち方があると言われています。
それでは、スカッシュでどのようにしたら優位にゲームを進められるのか、効果的な打ち方を詳しくみていきましょう。
サイドウォールすれすれ
スカッシュの中で最も基本的なショットと言われるのがストレートです。ストレートは壁と平行になることを意識するのが重要だと言われており、基本的なショットでありながら効果的に打つことで決め球にもなるとされています。
ストレートを打つ際にはサイドウォールと呼ばれている横の壁すれすれに打つことで、相手は対応しづらいです。
また、ストレートを打つときには、おへその前辺りでボールを捉えるように意識しましょう。
コートの奥へ
どんなショットでもコートの奥へ打つことを意識することが求められますが、クロスを打つときに行なうと効果的になるとされています。
クロスは自分の反対サイドへ打つショットであり、展開を変えたり、決め球に使われたりすることが多いです。そのため、クロスをなるべくコートの奥へ打つことで、相手は対応することが難しくなるので意識して行なっていきましょう。
正確なクロスを打つためには、ストレートよりも早いタイミングでボールを捉えることが重要です。
ラケットで切るように
基本となる5つのショットの中でドロップショットは、決め球として使われることが多いです。
ただ、ドロップショットはバックスピンをかけて緩い放物線を描きながら、フロントウォールギリギリに当たるくらいに打つショットなので難易度は高いとされています。しかし、ドロップショットは相手のポジショニングが後ろ目になっているときに有効です。
ドロップショットを打つ際には、ラケットでボールを薄く切るような角度を意識するようにしましょう。
スカッシュ・サーブのコツは?
スカッシュのサーブはテニスとは違って得点に直接結びつきづらいものですが、試合を有利に運ぶためには欠かせないものです。また、スカッシュのサーブにはセカンドサーブがないので、より正確さが求められています。
スカッシュのサーブを上手く打つためには、常に一定の高さにトスを上げるようにして体全体でスイングすることが重要です。
トスの高さがバラバラだとインパクトの位置がずれてしまい、それがミスに繋がりますし、手打ちでは力が逃げてしまうので注意しましょう。
まとめ
今回はスカッシュの上達法や効果的な打ち方、サーブのコツなどを紹介しました。
スカッシュの上達法は人によって違うこともありますが、レッスンを受けたり、早めにテイクバックしたりすることが重要になってきます。
また、スカッシュではサーブに限らず、全てのショットで腰をひねるように打つことが重要だとされているので意識して行なっていきましょう。