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【ブックメーカー】アービトラージとは?原則禁止?メリットデメリットも

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最近、日本でもブックメーカーへの関心が高まり、さまざまなおすすめサイトが紹介されるようになってきました。こうした流れの中で、気になるブックメーカーの世界に飛び込む前に、ぜひ知っておきたい用語がいくつかあります。その中から今回は、「アービトラージ」という、理論上は必ず利益が出るとも言われる魅力的な手法に注目していきましょう。少し専門的で難しそうに感じるかもしれませんが、ご安心ください。ブックメーカー 日本に関する基礎知識として、その仕組みや実態をこれからじっくりと掘り下げていきます。 

目次

ブックメーカーとは?

​まず、大前提となるブックメーカーについて、簡単に説明します。

ブックメーカーとは、スポーツの試合結果や政治の行方、あるいはエンターテイメントの受賞者など、様々な出来事に対して賭けを運営している会社のことです。

​イギリスをはじめ、海外では政府公認で合法的に運営されているところがほとんどです。日本でいう競馬の主催者みたいなイメージでしょうか。ユーザーは、ブックメーカーが提示するオッズ(倍率)を見て、自分の予想を元に賭けを行います。

​例えば、サッカーの試合でAチームの勝利に1.5倍、Bチームの勝利に2.5倍のオッズがついているとします。もしAチームに1,000円賭けて、見事勝利すれば1,500円になって戻ってくる、という仕組みですね。

​ブックメーカーでのアービトラージとは?

​さあ、いよいよ本題のブックメーカーのアービトラージについてです。

アービトラージとは、もともと金融業界で使われる言葉で、「裁定取引」とも呼ばれます。簡単に言うと、同じ価値を持つものを、価格が安い場所で買って、高い場所で売ることで利益を得る手法のことです。株式やFXの世界ではよく使われています。

​これをブックメーカーの世界に応用したのが、ブックメーカーのアービトラージ。

どういうことかというと、複数のブックメーカーを比較して、同じ試合なのにオッズの付き方が違うという「価格差」を見つけ、その差を利用して、どちらの結果になっても必ず利益が出るように賭ける手法なんです。

アービトラージの具体的なイメージ

ブックメーカーAでは、あるテニスの試合で、選手Aの勝利に2.0倍、選手Bの勝利に2.0倍のオッズがついたとします。

一方、ブックメーカーBでは、選手Aの勝利に2.1倍、選手Bの勝利に1.9倍のオッズがつきました。

​この時、ブックメーカーAで選手Bに賭け、ブックメーカーBで選手Aに賭ければ、どちらが勝っても利益が出る組み合わせができるんです。

​ブックメーカーではアービトラージは原則禁止?

​結論から言うと、ブックメーカーのアービトラージは、多くのブックメーカーで「原則禁止」とされています。

なぜかというと、ブックメーカーは負ける人がいることで成り立っているビジネスだからです。アービトラージはブックメーカーにとって、利益の源となるお客さんがいなくなることを意味します。​そのため、もしアービトラージを行っていることがバレてしまうと、ペナルティを科されるリスクがあります。

バレた時のペナルティ

  • ​アカウントの凍結:利益を出した途端に、アカウントが凍結されて出金できなくなることがあります。
  • ​ベットのキャンセル:賭け自体が無効にされ、利益が没収されることもあります。
  • ​低額ベットの強制:高額なベットができなくなり、少額でしか賭けられなくなることもあります。

​もちろん、どのブックメーカーも全てのアービトラージを完全に検知できるわけではありませんが、近年はテクノロジーの進化により、アービトラージを見破るシステムを導入しているところが増えています。

​ブックメーカーでのアービトラージのメリットとデメリット

​ここで、改めてメリットとデメリットを整理してみましょう。

​メリット

ブックメーカーでのアービトラージのメリットは、こちら。

​理論上はほぼノーリスクで利益が得られる

最大の魅力がこれ。他の投資やギャンブルと違い、価格差を利用するため、市場の変動に左右されることなく、確実に利益を積み重ねていけます。

​専門知識が不要

スポーツの知識や、相場の動向を深く分析する必要がありません。必要なのは、複数のブックメーカーのオッズを比較して、利益が出る組み合わせを見つけるという作業だけです。

デメリット

続いて、ブックメーカーでのアービトラージのデメリットはこちら。

多くのブックメーカーで禁止されている

せっかく利益を出しても、アカウントを凍結されたり、出金できなかったりするリスクが常に付きまといます。

多額の資金が必要

一回のアービトラージで得られる利益は、わずかなものが多いです。まとまった利益を得るには、手数料も考えるとかなりの資金を動かす必要があります。

​時間と手間がかかる

常に複数のブックメーカーのオッズをチェックし、利益の出る組み合わせを探す必要があります。

​終わりに

​今回は、ブックメーカーでのアービトラージについて、その仕組みからリスクまでを深堀りしてみました。理論上は、ほぼノーリスクで利益を得られる方法です。しかし、ブックメーカー側はこれを規約違反とみなすため、アカウント凍結などのリスクが伴います。安全に楽しむには、アービトラージのような手法に頼るのではなく、好きなスポーツの勝敗を予想するなど、純粋にブックメーカーを楽しむのがおすすめです。

カイト
スカッシュの森 運営部
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