ピックルボールはテニス、バドミントン、卓球を組み合わせたようなスポーツで、アメリカで爆発的な人気をしています。アメリカではプロリーグができるほど人気の高いスポーツですが、日本の競技人口はどのくらいなのでしょうか。
また、徐々に競技人口が増えているピックルボールですが、オリンピック種目に選出されることがあるのかも気になりますよね。
そこで今回は、ピックルボールの競技人口やオリンピック競技にならない理由などを調査していきたいと思います。
【日本】ピックルボールの競技人口は?
ピックルボールの競技人口は日本だと2024年4月時点で、約5,000人とされています。2015年4月に「一般社団法人日本ピックルボール協会(JPA)」が発足し、現在では体験イベントや専用コートが作られるようになってきました。
ピックルボールの大会は国内でも行われるようになっており、老若男女楽しむことができるスポーツとして注目されています。
日本国内ではそれほど認知度が高くないピックルボールですが、その歴史などはどうなっているのでしょうか。
それでは、ピックルボールの歴史などを詳しくみていきましょう。
1965年に誕生していた
1965年、アメリカ・ワシントン州に住んでいたボブ・オブライアンさんの自宅の裏庭でピックルボールは誕生しました。ジョエル・プリッチャードさんとビル・ベルさんによって考案されたピックルボールは、コロナ以前は高齢者が楽しむスポーツと考えられていたそうです。
しかし、2023年以降は手軽に誰でも始めることができることから人気に火が付き、2023年3月時点でアメリカの競技人口は約5,000万人まで増加しました。
現在、カナダ、スペイン、フランス、イギリス、オランダ、インドなどでもプレーする人が増えています。
ピックルボールがオリンピック競技にならない理由も調査
アメリカを中心に爆発的な人気を見せているピックルボールですが、2028年に行なわれるロスオリンピックの正式種目に選ばれることはありませんでした。
では、なぜピックルボールはオリンピック競技にならなかったのでしょうか。
また、新競技がオリンピックに選ばれる選考基準などはあるのかも気になりますよね。
それでは、ピックルボールがオリンピックの競技にならなかった理由や選考基準について詳しくみていきましょう。
認知度が足らない?
ピックルボールはアメリカを中心にスペイン、イギリス、フランス、オランダなどでもプレーされるようになってきましたが、世界的にはまだ認知が低いのではないでしょうか。
2024年に行われたパリオリンピックの際に、ピックルボールについてのインタビューが行われましたが、知らないと回答した人が多かったそうです。また、日本でもピックルボールを知っている人は少なく、専用のコートなどもそれほど多くありません。
このように、認知度が足りないためピックルボールはオリンピック競技にならなかったのではないでしょうか。
選考基準について
オリンピックに採用される競技については、「国際オリンピック委員会(IOC)」によってこのように定められています。
- 男性の場合は4大陸75カ国以上で行われている
- 女性の場合は3大陸40カ国以上で行われている
- 機械的な推進力に依存するスポーツや種目を覗く
- 世界選手権や大陸選手権が2回以上行われたことがある
オリンピックに採用されるためにはこのような基準が定められており、ピックルボールはこれらをクリアしていないのではないでしょうか。
まとめ
今回はピックルボールの競技人口やオリンピック競技にならない理由などについて調査してきました。
ピックルボールの競技人口は日本では、2024年4月時点で約5,000人となっており、アメリカでは約5,000万人だとされています。
ピックルボールがオリンピックの競技にならない理由は、世界的な知名度が足りないからではないでしょうか。
今後、ピックルボールがオリンピック競技に採用される可能性は十分にあるので、引き続き注目していきましょう。