近年は高校、大学からスポーツ留学を行ない、日本のプロリーグを経由せずにデビューする人が増えてきています。では、スポーツ留学にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
また、スポーツ留学を考えている人にとっては、費用やプログラム内容が気になりますよね。
そこで今回は、スポーツ留学のメリット、デメリット、人気種目の留学費用やプログラムを紹介していきたいと思います。
スポーツ留学のメリット・デメリットとは
スポーツ留学は特定の種目について本場で学ぶことができ、技術力だけではなく、精神力や語学力などを伸ばすことができます。
しかし、スポーツ留学にはメリットだけではなく、デメリットがあるということを認識しなければなりません。
それでは、スポーツ留学のメリット、デメリットを詳しくみていきましょう。
メリット
スポーツ留学を行うメリットは以下のようになっています。
- 高いレベルで練習を行える
- 語学力を高められる
- 先進的な練習法や施設を使うことができる
- 文武両道であること
- 奨学金制度の充実
スポーツ留学は競技の本場に行くことが多いので高いレベルで練習をすることができ、英語やスペイン語など語学力を高めることも可能です。日本では取り入れられていない練習法を行うこともできます。
また、海外は日本よりも奨学金制度が充実しており、学業でも優秀な成績を残すことが求められているので、プロ以外の道を選ぶことが可能です。
デメリット
スポーツ留学を行うデメリットはこのようになっています。
- 留学費用が掛かる
- 文武両道の大変さ
- 試合に出られない可能性
- 語学力
- 異文化への適応
まず、スポーツ留学を行う上で、最も障害となるのが費用面です。奨学金制度を利用することができれば、問題ないですが、そうではないとかなりの負担になってしまいます。
また、海外の学校で学ぶということは英語などで授業を受ける必要があり、成績が良くないと、試合に出場できないことも少なくありません。
また、言語以外にも日本にはない独自の文化に適応する必要があります。
スポーツ留学の人気種目の留学費用やプログラム内容は?
スポーツ留学は得られることが多い分、費用なども掛かってきてしまいます。特に、人気のあるサッカーや野球、バスケットボールなどの留学費用はどうなっているのでしょうか。
また、事前に留学先で行われるプログラム内容を確認しておく必要があります。
それでは、スポーツ留学の人気種目の留学費用やプログラム内容について詳しくみていきましょう。
留学費用について
スポーツ留学といっても、国や公立、私立などによって費用は変わっているのが特徴です。
バスケットボールのスポーツ留学の費用はこのようになっています。
- 2年制の公立大学:60~100万円前後
- 2年制の私立大学:100~350万円前後
- 4年制の公立大学:200~600万円前後
- 4年制の私立大学:300~700万円前後
在籍する年数や学校によって費用が変わってきますが、英語のレッスン料や食費、授業料、部費などが含まれています。
プログラム内容
都内にある私立大学のサッカー留学のプログラム内容はこのようになっています。
- 【サッカー集中】ドイツ・マインツ(1日中練習)
- 【サッカー+英語】イギリス・ロンドン(午前中は英語レッスン)
- 【サッカー指導者養成+英語】イギリス・ロンドン(ライセンス取得の勉強を行う)
サッカー留学といっても、プロ選手を目指すプログラム内容から語学力を身に付けたい人、指導者になりたい人向けのものがあります。
自分にあったプログラム内容を選ぶことができ、費用は65万円~92万前後です。
まとめ
今回はスポーツ留学のメリット、デメリット、人気種目の留学費用やプログラム内容について紹介してきました。
スポーツ留学には本場で練習できることや語学力を身に付けるといったメリットがありますが、費用面や学業、異文化への適応などといったデメリットが挙げられます。
スポーツ留学の費用は数十万円から数百万円かかることが多く、プロ選手になることや指導者になるためのプログラムが用意されているようです。
スポーツ留学は得られる物が多く、考え方なども変わってくるので選択肢の1つとして持っていても良いのかもしれません。