スカッシュの用具として挙げられるものは、ラケット、シューズ、ボールですが、大抵のスカッシュコートでラケットとボールはレンタルが可能です。初心者の方がスカッシュを始める時に自分で用意が必要なのがシューズ。「とりあえず家にある運動靴でいいかな?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますので、ここではスカッシュシューズの基礎知識や初心者の方におすすめのスカッシュシューズをご紹介いたします。
スカッシュシューズの基礎知識
スカッシュをプレーする際は、コートの床を傷つけないようにインドアシューズを履きます。底が無色のゴムや白いゴムのノンマーキングシューズと呼ばれるもので、靴底を擦った時に床に色が付かない物を使用します。
スカッシュシューズを選ぶ時の3つのポイント
ポイント1:バドミントンやバレーボール用でOK
実はスカッシュ専用シューズは種類が少なく、日本国内ではほとんど出回っておりません。世界のトッププロをはじめ、大多数のスカッシュプレーヤーはバドミントンやバレーボール等のインドアスポーツ用のシューズを使用しています。一方で、同じインドア用のシューズでもエアロビクスやバスケットボールのシューズのような厚底のシューズはあまりおすすめではありません。
ポイント2:日本人なら大手国内メーカーのシューズがおすすめ
日本人の足の形は欧米人に比べて足幅が広い傾向があり、大手国内メーカー製のシューズなら日本人の足の形を十分に考慮して作られているので安心です。その大手国内メーカーの代表の一つであり、厚底ランニングシューズでもお馴染みのアシックスですが、日本だけではなく世界のスカッシュ界を席巻しており、実際に多くのトッププロがアシックス シューズを使用しています。もしメーカーにこだわりがあり、海外メーカーのシューズを選ぶ時は、ワイド、スーパーワイドといった足幅に合わせたサイズ展開のあるシューズを選ぶのも良いでしょう。
ポイント3:軽さ重視で!
スカッシュは動きの激しいスポーツです。コートはテニスの4分の1ほどですが、運動量はテニスの2倍と言われています。細かいフットワークでコート内を縦横無尽に動き回るため、足への負担を少しでも軽減させるためにも軽量のシューズが望ましいです。
初心者におすすめのスカッシュシューズ
サンダーブレード 2(ミズノ)
サイズ:22.5~30.0cm
ミズノ製のバレーボールシューズのエントリーモデルです。バレーボール入門者向けに作られており、クッション性と安定性、また軽量性や価格等のバランスがよい一足です。
COURT BREAK 2(アシックス)
サイズ:22.5~29.0cm
今話題のアシックス 厚底ランニングシューズでもお馴染みのアシックス製。エントリーモデルであるバドミントンシューズです。上級者向けシューズの価格帯より2分の1から3分の1の価格で販売されているため、初心者の方も購入しやすいのではないでしょうか。初心者の間はバドミントンシューズやバレーボールのシューズのエントリーモデルから試し、自分の足に合ったシューズが見つかった後により高性能へと進んでいくことをおすすめします。
GEL-ROCKET 9(アシックス)
サイズ:22.5~29.0、30.0 cm
アシックス製のバレーボールシューズのエントリーモデルです。履き心地の良さを追求して設計されており、リーズナブルな価格にも関わらず十分な機能が備わっているアシックス シューズです。
GEL-BLADE 8(アシックス)
サイズ:25.0~29.0cm(レディースモデルもあり)
アシックス製のシューズでスカッシュやバドミントン向けに開発されたシューズです。
サポート力に優れた履き心地で、敏捷性の高い動きでも足をしっかりサポートしてくれます。価格は同じくアシックス製のCOURT BREAK 2の2倍ほどとなりますが、初めからガッツリスカッシュに打ち込む決意で始める方にはこちらのアシックス シューズもおすすめです。
最後に
ミズノやアシックス以外にも、国内メーカーとしてはヨネックスがバドミントンシューズを展開しています。バドミントン業界でシェアNo.1を誇るヨネックスなだけに、デザイン性や機能性にも優れています。なお、ヨネックスは2022年1月下旬に多数の新製品の販売開始を予定していますよ!
選択肢が多くどれを購入したらよいのか分からない場合は、各スポーツショップの店員に相談してみましょう。それでも迷ってしまう場合は、クッション性に優れたバレーボールシューズから試してみてはいかがでしょうか。シューズは消耗品であるため、どんなに高価なシューズを使用していても、一定期間ごとに買い替える必要があります。怪我の予防やパフォーマンス向上に大きな影響を与えるスカッシュシューズ。自分に合ったシューズを使用することが、充実したスカッシュライフに繋がります。