今年は4年に一度のオリンピックイヤー。フランスでパリオリンピックが開催され、それぞれ応援に力を入れた競技があったと思います。人気競技のテニスでは、2023年に第1子を出産した大坂 なおみ選手と、2023年に怪我に悩ませられていた錦織圭選手が2024年に入り再び脚光を浴び、オリンピックでの活躍に期待が高まりましたね。もちろんブックメーカー テニスも盛り上がりを見せており、おすすめブックメーカー一覧をチェックしながら、テニスベッティングを楽しんだ人も多いのではないでしょうか。
ところで、テニスはオリンピック競技ですが、ソフトテニスは違いますよね。ふと思ったのですが、テニスとソフトテニスの違いってなんなのでしょうか?ということでこの記事では、テニスとソフトテニスのラケットやルールなどの違いや共通点を調べてみました!
テニスとソフトテニスの歴史
まずは、テニスとソフトテニスの歴史について見ていきましょう。
テニス
日本へのテニスの伝来は、明治初頭の1874年ごろに横浜、神戸などの外国人居留地に持ち込まれたのが始まりです。そして1878年、文部省は体育の教員を養成する方法を模索しており、そのタイミングでアメリカ人のリーランド氏がテニスを紹介したことから、日本でテニスが始まりました。ちなみにテニスの原型は11世紀から12世紀のフランスなんだそうです。
ソフトテニス
ソフトテニスが生まれてから今年で140年(2024年現在)になります。実はソフトテニスは日本で生まれ育った庶民のスポーツだったのです。
明治初期に日本に伝来したグラスコートで行われる近代テニスを基に、日本独自のゴムボールを使用するソフトテニスとして考案されました。1884年(明治17年)体育界の先覚者だった坪井玄道氏によって、東京高等師範学校(現筑波大学)で行なわれたのが始まりとされています。
続いてソフトテニスとテニスのラケットの違いについて見てみましょう。
テニスとソフトテニスのラケットの違いとは?
テニスとソフトテニスのラケットのどこが一体違うのでしょうか?気になるラケットの違いを比べてみましょう。
テニスのラケットとボール
- ラケットの面:面は広く重い
- ガット:強度は強め(高め)
- シャフト:短め
- テニスボール:素材にゴムのみを使用し非常に軽い
ソフトテニスのラケットとボール
- ラケットの面:面は狭く軽い
- ガット:強度は弱め
- シャフト:長め
- テニスボール:素材にゴムとフェルトを使用し硬めかつ重い
テニスとソフトテニスのルールの違いや共通点は?
それでは、テニスとソフトテニスのルールの違いについてまずは見ていきましょう。
テニスのルール
- ポイントの数え方:0(ラブ)・15(フィフティ)・30(サーティ)・40(フォーティー)・ゲーム
- ゲームセット条件:ワンセットマッチの場合、先に6ゲーム先取したほうが勝ち
- ダブルスでのサーブ:1ゲームごとにサーブを打つ選手が交代
- ショット:基本はフォアハンド・バックハンドはそれぞれ反対の面を使い、バックハンドでは手の甲を正面に向けて両手で打つ
ソフトテニスのルール
- ポイントの数え方:0(ゼロ)・1(ワン)・2(ツー)・3(スリー)・ゲーム
- ゲームセット条件:7ゲームマッチであれば、4ゲーム先取した方が勝ちで、9ゲームマッチであれば5ゲーム先取した方が勝ち
- ダブルスでのサーブ:2ポイントごとにサーブを打つ選手が交代
- ショット:フォアハンド・バックハンドともにラケットの表面のみを使用し、バックハンドは手のひらを正面に向けて片手で打つ
テニスとソフトテニスのルールの違い
違いをまとめると、 ソフトテニスが総ゲーム数の過半数を先取することで勝利するのに対し、テニスは決められたゲーム数を先取することで勝者が決まります。また、ポイントの数え方やゲームセットの条件、ダブルスでのサーブの順番、そしてショットが異なります。細かい部分では、ボールの素材によって、ラケットをボールに当てる角度やテイクバックの大きさ、打ち返すボールの感覚なども異なっています。
テニスとソフトテニス ルールの共通点
違いは多いですが、共通点はあるのかと言うと、テニスもソフトテニスも、「両選手が3ポイントずつ獲得した場合はデュース(deuce)となり、2ポイント連取した方が1ゲームを獲得できるという点」は、共通しています。
まとめ
テニスとソフトテニスのラケットやルールなどの違いや共通点を見てきましたが、こんなにも違いがあったんですね。これからは、テニスやソフトテニスを観る際は違いがわかって観戦することができますね!