スカッシュ留学シリーズ:
第1回:【スカッシュ留学】マレーシアのペナンに家族で留学!その実態をブログで公開!
第2回:【スカッシュ留学】インド大会に参加!その特徴と文化を紹介します
第3回:【スカッシュ留学】シンガポールの大会「Lion City Junior Open」にチャレンジ
第4回(当記事):息子のスカッシュとの出会い「オレは、オレのやりたいことをやります」
スカッシュとの出会い
今回は、長男ユウジンがスカッシュを始めたきっかけをお話ししたいと思います。
スカッシュは正直日本ではマイナーなスポーツです。
残念なことに認知度も低いです。
わたし自身、イギリス発祥のスポーツでラケット競技くらいの知識しかありませんでした。もちろん経験したことも試合を見たこともありません。
周りのジュニア選手をみると、割とご両親、もしくはご両親のどちらかが経験ありのご家庭が多いような気がします。
我が家は夫も経験者ではありません。
このような環境の中で、子供達がスカッシュを始めたきっかけ。
スカッシュを始めたきっかけ
それは…
- 副鼻腔炎
- 個人競技
- 母が無類のバレエ(balletの方)、ダンス好き
- スポーツクラブが近所
以上が、きっかけとなるキーワードです。
長男ユウジンは、とにかく活発で、幼稚園の頃はまともに道を歩かない。いつも仮面ライダーに変身してはエアーで戦ってる、な子でした。
なので、習い事はとにかくスポーツをメインに考えていました。
父親がサッカー好きなので、サッカーは2歳になる頃から始めました。でも砂いじりをしたり、お団子サッカーでとにかくボールにのみ向かっていく感じ。
好きな気持ちでサッカーに向かってる感じではありませんでした。
友達と遊ぶ一貫ですね。
同時にスイミングもやっていたのですが、副鼻腔炎が悪化して、しばらく浸水する練習が出来なくなりました。
でも本人は楽しいから浸水しちゃいます。
そしてその度に鼻の奥に膿がたまり、毎夜、頭痛に悩まされました。
よし、ほかに個人競技を何かやってみようかとなり、私がここぞとばかりに大好きなバレエを習わせたいと教室をいくつか見学にいきました。
バレエを始めるも、諦める母
目指すは王子様!王子様を踊らせたい!
でも、ユウジン本人は、「ムリ、絶対ムリ。オレ、やだ!」と全力で拒否。
「ドンキホーテ」や「ドラゴンクエスト」とか、男の子が割と楽しめる演目もみせましたが、徹底的に拒否されました。
さすがに諦めた母。
でも踊るオトコにしたい母の夢が捨てきれず、同じ小学校のクラスメイトの男の子が、近くのスポーツクラブの中のダンス教室に通うというので、一緒にはじめることに!
でも踊るのが好きではないオトコ、ユウジンは、レッスンから逃亡ばかり💦
逃亡先が、同じフロアのスカッシュコート。
ここでようやくスカッシュが登場です。ダンスのレッスンから逃亡してはスカッシュを見ていたようです。
奇しくも、幼馴染の男の子のママからは、
「ユウジン、スカッシュなんてどう?友達の子供がやってるけど楽しそうだよ」
と、ちょうどそんな話題は出ていたのですが、ユウジンはそんな話が出ていたことも知らずに、スカッシュを見学していたようです。
オレは、オレのやりたいことをやります
そしてある日、ダンスレッスンが終わる頃にユウジンを迎えに行ったら、ダンスの先生に言われました。
「残念ですけど、立派なご挨拶でした。ユウジンくん、また踊りたくなったらいつでも戻ってきてください」と。
なんのこっちゃ??です。
ユウジン、「今まで、短い間でしたが、ありがとうございました。オレは、オレのやりたいことをやります」と、勝手に辞める挨拶をしたとのことなのです。
やりたくないことは続けられないですよね。やってるうちに好きになるかなと思ったのですが、ダメでした。
“You can lead a horse to water, but you can’t make it drink”
自分が子供の頃に父親からよく言われた言葉を思い出しました。
母、息子を踊るオトコにする夢を捨てました。
「よし!もう好きなことをしなさい!オレのやりたいことって?」
「スカッシュ」
これがスカッシュと我が家の出会いです。
副鼻腔炎から始まり、いま、スカッシュのためにペナンに住んでます。
まったく想像していなかった人生になりましたが、おかげさまで良い経験ができて楽しい毎日を送っています。